新築時の火災保険を考える②本当に大事なのは地震保険の家財補償?

   

前回に続き長々と実体験を踏まえ火災保険について書いていきます。

いきなりだけど地震保険の加入率ってどのくらいだか分かります???

地震保険は火災保険に加入すると任意で加入する事が出来る火災保険のいわゆるオマケみたいな保険です。

当たり前の様に地震保険に入る人も居れば、逆に当たり前の様に入らない人もいます。

だって強制じゃないから。

で、地震保険の加入率ですが70%??60%??いやいや50%!?

実際は2015年の統計では全国で29.5%です。

自分は宮城県の仙台市に住んでいるので非常にこの加入率には驚きました。

東日本大震災を経験して地震保険の重要さは痛感しているので・・・

加入率の低い県は

1位長崎県 13.9%

2位沖縄県 14.3%

3位島根県 15.3%

逆に

加入率の高い県は

1位宮城県 51.5%

2位愛知県 39.4%

3位東京都 36.1%

 

地震の多い県や住宅が密集しているような大都市では加入率が高い傾向にあるようです。

とりわけ宮城県は群を抜いて地震保険の加入率が高いのが分かります。

まず地震保険について知っておきたいのは

地震によって起こった火災は『火災保険』では保険金は支払われない!

地震によって起こった津波による水災は『火災保険』では保険金は支払われない!

地震で家財がめちゃめちゃに壊れてしまったので『火災保険』の破損・汚損・・・当然保険金は支払われない!

という事。

そもそも保険会社は被害があった時は保険金を支払い、尚且つ保険会社が利益を上げれるように統計学から保険料を決めて運営されているもんです。

過去のデータから火災の起こる確率は約4000件に1件というように。

だけど地震に関してはいつ、どこで、どの位の規模で起こるかという事が過去のデータから予測するのは難しく被害額も相当なものになります。

なので地震保険に関しては国が運営しています。

だからどこの保険会社の火災保険に入ったとしてもオマケで加入できる地震保険の保険料や補償に関しては全部同じという事。

単独で地震保険だけに加入するという事はできません。

じゃあいくらまでの地震保険に加入できるの?って事だけど地震保険に加入できる金額はメインとなる火災保険の金額で決まっていて、火災保険契約料の30%~50%の範囲で契約でき上限が建物に関しては5000万円、家財に関しては1000万円。

例えばメインとなる火災保険で建物2000万円、家財1000万円という契約をした場合、地震保険は建物1000万円、家財500万円までを上限として加入できるという事。

ではどの位被害が出れば地震保険で補償されるの??

というのも明確に決まっていて今年2017年1月に保険料が改正されたのを期に、これまでの全損、半損、一部損という3区分から全損、大半損、小半損、一部損という4区分に改正されたので4区分を表にしてみました。

表記中の主要構造部とは基礎、柱、壁、屋根等というざっくりした事がよくネット記事などで明記されてるんですがちゃんと調べてみると

地震保険上の主要構造部とは建築基準法施行例第1条第3号に記載されている構造耐力上主要な部位の事を指しているみたいです。

木造と鉄骨では主要構造部で指すところが違うのでチェックしてみて下さい。

注意点として支払われる保険金は実際の修理費ではなく上記の損害区分に応じて支払われるという点と、損害程度が一部損に至らない場合は保険金は支払われないという点。

例えば今年30万円で買ったテレビが地震で倒れて壊れてしまったので30万支払われるという事ではなく、家財を『家具類』、『衣類寝具類』など5項目程度に分類し、その項目ごとにポイントが決まっていて全体の家財の中でいくつ損害が出たかをポイント加算して損害額を20%、50%などと決めていきます。

ここまで書いてきた事と表からなんか地震保険入ってもあんまり意味ないんじゃない?と思いませんか?

こっからが重要です。

表を見て分かるとおり地震保険では建物と家財の損害認定基準が違います。

建築技術が向上してきて津波の影響を除けば建物に関しては『一部損』という判定が多く、家財に関しては『半損』という判定が多いようです。

我が家もマンションに住んでいて東日本大震災直後家財はこうでした

テレビはめちゃめちゃに破損したので撤去後の写真ですが^^;

部屋内がこんな状況でも建物はなんとか一部損壊認定程度です。

もし火災保険で建物2000万円、家財1500万円という保険に加入した場合は地震保険では建物1000万円、家財750万円(火災保険料金の50%を上限とするため)となり

建物『一部損』の場合支払われる保険金は5%なので50万円

家財『半損(現行の小半損)』の場合支払われる保険金は30%なので225万円

!?

家財に対する保険料の方が建物より低いのに損壊区分が上という事で支払われる保険金が建物を上回ってます。

もしこれが大震災クラスではなく震度5クラスの地震だったらどうでしょう?

きっと建物に関しては一部損認定すらされなく、家財に関しては現行の小半損もしくは一部損認定くらいなもんです。

加えて火災保険では火事が起きた場合には損害を細かく見て厳しく査定するのに対して、地震保険では被災者が多く迅速に対応して保険金を素早く支払い再建を図れるようにするため査定が非常に簡素化されています。

本当に査定が甘い・・・というと語弊があるかもしれませんので査定が優しいです。

家財に関しては壊れてなくても落ちた、汚れた、傷ついただけでも損害扱いになるので。

 

そして査定人が来るまで部屋をそのままにって訳にもいかない状況もあると思うので被害後の写真を撮っておく事を忘れないようにしましょう。

査定に納得がいかなければ証拠写真を元に再査定を依頼する事もできますので。

正直日本に住んでいるいじょうは地震という天災からは避けて通れないものだと思います。宮城県に住んでいるからかもしれませんが、自分の家が火事になる確率より震度5クラスの地震が起きる方がよっぽど高いと思います。

なので火災保険に加入する際はオマケの地震保険とりわけ家財補償がとっても役に立つので

日常のアクシデントから生活を守る→火災保険(破損・汚損補償)

突発的な天災から生活を守る→地震保険(家財補償)

この2つを重要視して火災保険選びをするというのも1つの手だと思います。

各言う自分も上記2点を手厚くしつつ保険料を極力抑えられる保険会社を選定中です。

保険て本当に奥が深いです^^;

 

今回得た知識・学んだ事は

  • 地震保険には単独で加入できない
  • 地震によって起こった火災等は火災保険では補償されない
  • 地震保険の査定方法と補償内容

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